深名線
 函館本線深川と宗谷本線名寄を結んでいた121.8kmの路線。
 '95年(平成7年)9月4日に廃止。JRバス深名線が代替運行中。
 岩見沢に戻り11:39発の急行「天北」を待ちました。この時東京からやって来ているという中学生と少し話をしました。彼とは3日後に根室本線の急行「狩勝4号」で再会します。

 「天北」は、持てる力を振り絞るかのように快走し、12:33深川に到着しました。
 次に乗車する深名線の気動車は、一番北側のホームで待機していました。2両編成のうち、キハユニを選択したら床に塗られた油の匂いが充満し、とてもいられる状態ではありませんでした。

 13:07。満員となり発車しました。
 街並みはすぐに途切れ、田園地帯に入りました。たちまち睡魔に倒され、一時間も熟睡。気付くと、いつのまにか降りだした雨の中、幌加内を発車するところで乗客は半分ほどに減っていました。

 雨煙別という駅に到着。帰省客と思われる女性が、赤い傘をさした女の子に迎えられている光景が、文字通り雨に煙っていました。
朱鞠内にて
 15:11。朱鞠内に到着しました。一見して乗り潰し派と分かる方たちと雨に濡れた砂利のホームに降りました。
 深名線は有数の豪雪地帯を通っていることから、全線を直通する列車がありません。それは夏季も同じで、ここで名寄行きに乗り換えとなります。駅前の雑貨店で昼食代わりにポテトチップスと缶コーラを購入し、名寄からやって来た単行気動車に乗り込みました。

 15:36。定刻に発車。
 次の湖畔仮乗降場で釣り人が2、3人乗りました。
 辺りに湖らしきものは見えませんでしたが、右側前方に白いダムが見えました。それが朱鞠内湖を形成した雨竜第一ダムです。
 朱鞠内湖は地形が複雑で、幾つもの島が浮かぶと聞きます。
 しかしこの夏、北海道は異常渇水に見まわれていたため、線路際にあるべき湖面が見えませんでした。
 その代わり、本来湖底に沈むはずの無数の切り株が姿を現わし、乳白色の霧に包まれて極めて幻想的な風景を作り出していました。
湖畔仮乗降場にて
 蕗ノ台、白樺と、先ほどの雨煙別と共に12月から3月まで冬眠する駅が続きます。どちらも乗降はありませんでした。
 冬の寒さで知られる北母子里に到着。厳冬期の道内はどこも寒いのでしょうが・・・・

 まだ4時というのに、薄暗い白樺林の中をゆっくりと登り分水嶺を越えました。
 一転軽快に下り始め、北母子里からの一区間(15.6km)を20分掛かって天塩弥生に到着しました。乗降客はありませんでしたが駅員はいました。

 列車は、もう一度冬に来たいなァ・・・と考える僕を乗せて、名寄駅の0番線に到着しました。16:37。