その3
 月崎駅をあとにした僕はいすみ鉄道の撮影に移行しました。
 いすみ鉄道での主な目的は首都圏色(朱色5号)に改められて初の(?)キハ52-125単行運転の撮影でした。この単行運転の概要は以下の通り・・・

 運行期間 4月1日(火)〜3日(木)

 大多喜10:36→11:17大原12:02→12:40大多喜13:47→14:24大原14:53→15:33大多喜

 ※臨時快速列車としての運行。途中の停車駅は国吉、上総東のみ。

  ・・・です。
 撮影場所を思案した結果、結局は超有名ポイントの上総東−新田野間に向かいました。

 いすみ市の市街地から国道465号線を東進すると新田野駅の手前でいすみ鉄道の踏切を渡るのですが、この付近で視線を遠くに移せば、線路と国道の間に連なる桜並木が視界に入ります。桜並木は線路、国道とともに勾配になっており、満開の桜が織り成す薄桃色の帯は全容を確認できます。
 陽光を受けて田園地帯に浮かび上がるそれは、傾斜した巨大な構造物のようです。僕は目にするたび今は無き屋内スキー場ザウスの遠望を連想します。

 少々無粋な連想はさておき、大多喜方面から足を運んで「巨大な薄桃色の帯」を目の当たりにした瞬間、気分が高揚するのは僕だけではないでしょう。アクセルを踏む足に過度に力がこもらぬよう自制しつつ、迷惑にならない駐車場所を探しました。
キハ52臨時快速列車の前に上総中野行14Dを撮影しました。臨時快速列車とは国吉駅で交換する列車です。
 前記の気分の高揚が毎年のことなのと同様に、当地で同好の士の数に目を見張るのも毎年のことです。但し今年は度が過ぎたか、臨時快速列車は築堤の途上で緊急停止してしまいました。
 キハ52の通過後に「今の列車は珍しいんですか?」と尋ねる男性がいたことから、非鉄ヲタの方も相当いたのかも。
続いて西大原−上総東間で上総中野行17Dと臨時快速列車を撮影。