その1
 2014年2月8日土曜日。時刻は午前11時を回ったところでした。

 ここは外房線、内房線、京葉線。そして京葉臨海鉄道の交わる蘇我駅です。まずは各方面に向かう列車を撮影しました。まとめ動画をどうぞ。
 当日は太平洋上で発達した低気圧や強い寒気の影響で西日本から東日本の広範囲で雪が降りました。

 比較的温暖な千葉県内でも夜をピークに大雪への警戒が必要な状況でしたし、雪は既に午前中から降り始めていました。ニュースでは不要不急ならば外出を控えるよう促していました。

 その状況にあって、いそいそと出掛ける準備をしていた僕。妻は(当然のことですが)冷めた視線を投げながら、あきれた口調で「大丈夫なの?」と言いました。
僕は「車じゃ行かないから大丈夫でしょ。」と説得力の欠片もない、愚にもつかない返事を残して自宅をあとにしました。
 おそらくそこに行けば県内では滅多に味わえない旅が待っているだろうし、その希少価値を説明する時間が惜しかったからです。
 11:17発の勝浦行普通列車247Mは、遅れていた京葉線快速の到着を待って発車しました。

 動画は蘇我駅発車時と大網駅発車時の車窓、上総一ノ宮駅で先行する「わかしお7号」、大原駅到着時の車窓をまとめました。大網駅発車後は旧大網駅(現・東金線大網−福俵間)からつながっていた線路の跡を目で追ってしまいます。

 降りしきる雪は茂原付近からは雨に変わりました。雨ならば運休は免れるだろうけれど画的には残念だなぁ・・・ なんとも自分勝手な考えでいました。
 僕は大原駅で247Mを下車しました。今回の訪問地いすみ鉄道の起点駅です。

 そのいすみ鉄道で2011年4月から活躍している車両キハ52-125の撮影と乗車が、悪天候を押して出掛けた理由でもあります。
 同車両は2月16日での運転を最後に一般色での運転を終えます。春には朱色一色の首都圏色に装いを改めて登場します(塗色変更の事情に関しては社長のブログ(2014年1月20日分)に掲載されているため省略いたします)。

 僕は都合により最終日の訪問は不可能でした。この2月8日が最後のチャンスだったのです。