「遜色特急」の旅もまた楽し  その2 「はやとの風」
 嘉例川駅まで我慢などと言いながら開いてしまいました。いまや九州の駅弁人気上位の常連となった森の弁当やまだ屋さんの「百年の旅物語 かれい川(¥1,050)」です。

 購入するには事前予約が必要です。僕は「九州の幸福な鉄道フリーきっぷ」とともに注文していました。郵送されてきた駅弁引換券は、検札の際に客室乗務員嬢に渡しています。

 筍ご飯、ガネ(サツマイモ入りの天ぷら)、コロッケ、春巻き等々、山の幸をふんだんに盛り込んだ内容からは手作りのぬくもりが伝わります。そして人気上位も納得のお味です。
11:57。霧島温泉駅を経て嘉例川駅に到着。当駅での観光停車は5分です。
 大隅横川駅同様、開業当時の姿を残す駅舎。
 数分の滞在では勿体ないのを承知の上でのプランニングながら、後ろ髪をひかれる思いで車内に戻りました。
嘉例川駅付近の地図です。

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嘉例川駅発車時から隼人駅到着までをまとめました。
 隼人駅発車時から終点鹿児島中央駅到着までをまとめました。

 重富駅を通過すると、ほどなくして錦江湾(鹿児島湾)の海岸沿いに差し掛かります。対岸に望まれるのは、霞む大隅半島を背後に浮かぶ桜島です。

 鹿児島駅到着前には進行方向右手に仙巌園(磯庭園)が広がります。とはいえ見えるのは殆ど塀だけですね。
 この区間を日のあるうちに乗車する際、九州の鉄道車窓の白眉ともいえる桜島に見惚れてばかりいる僕は、初めて仙巌園側を眺めたような気がします。
竜ヶ水駅付近の地図です。

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 12:48。終点鹿児島中央駅の3番ホームに到着しました。

 僕は編成写真を撮影すべく反対側の2番ホームに移動しました。同ホームは次の指宿枕崎線の普通列車、13:06発山川行を待つ乗客が列を成していました。旅の初日ならば気圧されてカメラを構えるのがためらわれる様相でした。