動画は一勝地駅発車時から人吉駅到着後までの様子をまとめました(この動画は先行公開済みです)。

 列車は球磨川と絡みながらの隘路から解放されて渡駅に到着しました。
 その渡駅発車後に流れた、人吉−吉松間を結ぶ「いさぶろう」「しんぺい」についての案内放送で「全席指定」と伝えたのは誤りですが、思いつきで乗車した客が僅かな自由席(通常7席)に気分を害しても困る、という見方もできます。

 終点人吉駅に到着。10:00。
 天険の道を行く観光列車  その1 「いさぶろう」
 次は10:08発の吉松行「いさぶろう1号」に乗り換えです。約1時間ぶりに再会したキハ47形気動車は、多くの乗客のほか女性客室乗務員の姿もあり、観光列車の体に一変していました。
 ループ線、スイッチバックなどを堪能できる矢岳越えの旅は「いさぶろう」「しんぺい」が現行の車両にリニューアルされる直前の、この時以来です。しかし強烈に印象が残る区間のためか、9年もの月日が流れた実感がありません。
 発車までの8分間は撮影などに勤しんでいるうちに慌ただしく経過しました。

 これは伝統玩具のきじ車です。後方には「(有)人吉駅弁やまぐち」さんの駅弁の立売りの姿があります。
 今や貴重な立売りを目にすると、ついつい食指が動いて結局衝動買いに走りました。
 かつて(30年以上前の初乗車時と9年前のお話)は駅前の店舗で「鮎すし」を入手しました。今回も「鮎すし」か「栗めし」かでしばし逡巡したあと、前者を選択しました。
 肥薩「山線」の旅が始まりました(この動画は先行公開済みです)。

 くま川鉄道の線路、球磨川の流れと立て続けに別れを告げた列車は、盆地の縁を這い上がるように急勾配を登ります。人吉駅の余韻覚めやらぬまま差し掛かるループ線に向けて、標高の変化に比例して期待が高まる区間です。
 しかしこの高揚に飽き足らず、いつの日かここで蒸気機関車のプッシュプルを体験できる日が来れば良いのにと思っていた僕。この先の矢岳駅に保存されているD51-170号機や諸先輩方の記録で目にした昭和の画像などが脳裏をかすめ、叶わぬ夢に思いを馳せていました。
大畑駅付近の地図です。

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 ループ線の中休み的な大畑駅で小休止です。団体ツアーに組まれての利用と思われる一行も、山の冷気に包まれながら記念撮影などに興じていました。
 彼らの念頭には、鉄ヲタ目線における鉄分高濃度区間の真っただ中に立っていることなど皆無(もしくは無関心?)でしょうが、賑々しい状況はありがたいことです。
動画は少し戻って大畑駅到着前から大畑駅を俯瞰する付近までをまとめました(この動画は先行公開済みです)。