真夜中のファミレスに一人で入店するなど人生で初めての経験でした。

 時間が時間だけに計画段階では客層に不安を抱えていたものの、賑やかに談笑する男女グループや、いかにも女っ気がない大人しい男二人組(その昔の僕を見るよう)などなど、いたって普通の空気でした。
 この店は玄関口たる熊本駅の最寄のファミレスとはいえ、客が常時2〜4組しかいなかったのを含め、熊本城付近の繁華街から外れた立地なのが無関係ではないのかもしれませんが。

 2時間強をドリンクバーの活用と時刻表の熟読で粘り、まだ夜明けの遠い熊本の街に出ました。
 眠気覚ましの始発列車 豊肥本線
 朝一番の鉄活動は熊本4:43発博多行「有明2号」の撮影でした。昨夜・・・というか同日の「有明7号」同様に「ドリームつばめ」の後継に当たる列車です。車両は「有明7号」の783系電車がとんぼ返りするのでした。

 元鹿児島本線沿線住民としては、僅かな乗客を乗せて熊本駅を離れる「有明2号」の姿に寂しさを覚えます。
 「有明」は九州新幹線全通により3往復の運行となり、そのうち熊本まで足を延ばすのが早朝・深夜の各1本のみ。他の2本は長洲止まりです。
 下り列車が夕刻以降。上り列車が朝に各々集中して運行されることから、通勤ライナー的に辛くも存続しているのです。この現状は幼い日の僕が羨望していた、食堂車をも連結していた姿と大きな隔たりがあります。
 「有明2号」が走り去ると鹿児島本線の次の列車は5:36発の大牟田行320Mまでぽっかりと間が空くダイヤです。そして僕が乗車するつもりだった6:00発の八代行6321Mまでは更に時間があります。

 詮無く乗り場案内図をスナップ・・・・ 
 熊本駅は在来線の高架化事業の関係でホームの配置が複雑になっています。
 工事現場で発見された埋蔵文化財の保存を考慮するため工期が2年ほど延長されるとのことで、駅の高架化は2017年度末、事業全体の完了が2018年度末になる見込みです(2012年8月の報道)。

 一方、産業遺産的価値が少なからずあった構内の煉瓦積み機関庫が、新幹線工事の関係で撤去されたことを思うと、鉄ヲタ目線的に非常に複雑。保存する手立てが無かったものか・・・
 構内を撮影していて5:05発の豊肥本線宮地行き2421Dの存在に気付きました。失礼な話、豊肥本線の始発列車はノーマークでした。

 ひょっとして時間つぶしに乗車できるかな?と時刻表をめくると下り始発列車の2421Dと上り始発列車1420Mが7駅先の武蔵塚で交換することが分かりました。1420Mの熊本到着時刻が5:48ですから6駅先の竜田口までは往復可能です。乗車を即決。


 4:59、2421Dが入線しました。斬新な815系、817系電車や200系気動車が幅を利かせる中、国鉄型のキハ47形気動車を見ると安心するのはおじさんの証拠かも。
人影のない地下通路と2421D入線の模様から水前寺駅発車の模様までをまとめました。
下車駅を水前寺としたのは瓦葺の鄙びた駅舎を想像していたからです。
 しかし実際は商業施設とマンションが併設されており愕然としたのでした。
水前寺駅付近の地図です。