旅の終わりも上野駅 「あけぼの」  その3
 翌朝目覚めたとき列車は明らかに上越線を走行中でした。時間的には高崎駅を発っているはずでした。
 眠りこけているうちに遅延が発生したわけですが車内放送が再開されるのはまだ先ですので理由は不明でした。

 熊谷貨物ターミナル駅の付近を走行中に朝一番の車内放送が流れました。お聞きの通り昨夜羽越本線遊佐駅に停車時に5号車の非常用コックを操作した不届き者がいたようです。

 尾久車両センターに集う「北陸」「能登」などの車両を眺めるのは嬉しい瞬間ですが、同時に旅の終わりが近いことを否応なしに伝えます・・・・
 終点上野駅には28分遅れて7:26に到着しました。

 長岡駅からの牽引機は「茶ガマ」のEF64−37でした。僕を含めて多くの鉄ヲタの格好の被写体です。
 「あけぼの」編成は汽笛一声のあと尾久車両センターに向けて発車しました。「北陸」の推進運転で幕を開けた旅は、同じ13番ホームで「あけぼの」の推進運転を見送り、幕を閉じたのでした。
古色巡礼V 〜 夏の北国を巡る旅 〜 後編