「朱5号」のDCを追って・その1  秋アキのキハ40−522
 弘前8:10発の青森行き普通列車629Mで二つ隣の川部駅に着きました。五能線の分岐駅川部は木造の駅舎、跨線橋、2面3線のホームが国鉄時代の雰囲気を残しています。
 1998年4月1日までは4番線(画像右端)から弘南鉄道黒石線の列車も発着していました。当駅で下車してのお目当ては、まもなく8:38に到着する五能線の下り列車3825D快速「深浦」に連結される車両でした。
川部駅付近の地図です。

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 JR東日本秋田車両センター(略号=秋アキ)所属の気動車のうちキハ40−522、キハ48−505、同1520の3両が首都圏色、タラコ色などと呼ばれる朱5号に復元塗装されています。
 その車両の運用はJR東日本秋田支社のホームページで公開されており、当日の3825Dにはキハ40−522が連結されていることを確認済みでした。

 3825Dは深浦を2両編成で発ち、途中の鰺ヶ沢で2両増結して4両編成となります。快速とはいえ五能線内は各駅停車で進み、ここ川部では深浦からの2両が弘前行き普通列車825D、鰺ヶ沢で増結した2両が青森行き快速「深浦」3825Dとして分割されます。
 つまり青森行きの2両は快速「深浦」を名乗りながら深浦からきた編成ではなく、一方の弘前行きは終始各駅停車なのに五能線内では快速「深浦」を名乗るユニークな矛盾を生んでいます。
動画
川部(1.31MB 15秒)
 五所川原方のホーム先端付近から駅構内を眺めていると、青森発秋田行きの快速「リゾートしらかみ2号」が通過しました。
 車両はご覧の通り1997年3月の運行開始時から活躍する青池編成です(登場時の4両のうち1両は「くまげら編成」に転用)。
 「リゾートしらかみ2号」は当駅通過後弘前まで進み、進行方向を変えて約20分後の8:56に再び川部に戻ります。
 弘前方面から来た列車が五能線に進むには、川部でも進行方向を変えねばなりません。この列車は更に東能代でも進行方向が変わります。
 弘前を経由しなければ進行方向の変更は東能代の1回だけで済みますが、津軽の主要都市を無視するわけにはいかないでしょう。
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川部(2.59MB 30秒)
 3825Dの到着です。件のキハ40−522は弘前行きに連結されています。
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川部(6.20MB 1分13秒)
 列車の切り離し作業と青森行き快速「深浦」の発車をまとめました。
 青森に向けて発車する快速「深浦」3825D。このあと大釈迦、鶴ヶ坂、新青森※の3駅を通過して快速の面目躍如!・・・なのですが、川部−青森間の所要時間は3825Dが37分なのに対して1本前の各駅停車629Mは36分です。気動車と電車の違いはあるものの・・・ 矛盾多き快速「深浦」です。

※2010年(平成22年)12月4日東北新幹線八戸-新青森間開業に伴い、快速「深浦」は新青森に停車化しました。
弘前行き編成の列車種別の表示は到着時から「普通」だったようです。
 キハ40系気動車の登場時に単色の塗装を採用したのは、経費節減の狙いがあったとか。幼い頃はそんなこととは露知らず利用していました。

 ちなみにJR西日本広島支社の2009年12月9日付けプレスリリースによると、管内のキハ40系40・47・48形の車体色を朱色(5号?)に順次統一するとのことです。
 これはイメージの統一だけでなく、国鉄時代同様に経費削減も目的です。広島支社管内に生まれ来る鉄ヲタたちにも「キハ40系=朱5号」の記憶が刷り込まれるのかもしれません。
 キハ40−522の扉の窓には鉄格子状のタブレット保護柵が設置されています。
 走行しながらのタブレット授受※が行われていない現状では不要なアイテムですが、車体色復元とともにファンサービスとして取り付けたようですね。さすがにタブレットキャッチャーまでは復元されていません。

※走行しながらのタブレットキャッチ、通称すくい取りを撮影した映像はこちらです(WMV 2.86MB 33秒)
 列車は因美線那岐駅を通過する岡山行き急行「砂丘3号」。撮影日は1997年8月10日です。同日の旅行記、動画はこちらの頁でどうぞ。
動画
川部ほか(5.77MB 1分07秒)
 8:51、弘前行きの発車です。途中で秋田に向かう「リゾートしらかみ2号」とすれ違いました。
動画
撫牛子−弘前間(5.13MB 1分00秒)
 弘前到着前の車内放送と弘前到着後に転線のため発車した際の映像をまとめました。