奥飛騨の片隅で   神岡鉄道  その2
 「すいません。富山の方に行くバスに乗りたいんですが・・・ バス停はこの近くですかねぇ?」

 不躾かなと思いつつ神岡鉄道の運転士に尋ねました。車内の両替機は新札を受け付けなかったため“野口英世”の両替を頼みつつ質問したのです。

 「・・・・いや・・・・ちょっと遠いですねぇ・・・・。」

 と運転士氏。困惑気味なのは無理もありません。結局神岡鉱山前まで戻るとして、ついでに折り返し分の運賃も支払ってホームに降りました。
 ワンマン運転における今回のようなケースの「先払い」は初めてでした。勿論請求されたわけではなく、あとの手間を考慮してのことです。これも他に利用者がいないからなればこそ・・・・(寂)
 駅舎の一室に向かう運転士氏のあとを付いていくように僕も駅舎に向かいました。
 現在の駅舎は2002年(平成14年)12月16日より営業開始した2代目で、本社、旅行センターも併設しています。
 初代の駅舎は喫茶店として活用されています。昨夏訪問したこの駅の食堂は残念ながら路線廃止を前に廃業したそうですが、こちらはどうなるのでしょうか。
 白い帽子を目深に被ったような姿で駅前に鎮座するのは元JR四国DE101005のKMDE101です。何の因果か奥飛騨の片隅で余生を送っています。
動画
奥飛騨温泉口(0.87MB 20秒)
 本来15:32発のところを2分ほど遅れての発車でした。貸切状態のため失礼して窓を開放。
 この列車は1日に2往復設定されている神岡鉱山前−奥飛騨温泉口間の区間運転列車です。いわゆる「盲腸線」の末端部としては特異な運用ですね。好意的に見れば神岡の中心地の足を確保するためのダイヤと取れなくもありませんが。
 高架上のホームが特徴的な飛騨神岡にて。
 「サボ」は区間運転を示していませんね。ボディの汚れ具合といい、新札未対応の両替機といい、廃止決定を受けて全く気勢が上がらないという印象です・・・・
動画
神岡鉱山前(1.21MB 27秒)
 途中の乗降客が無いまま終点の神岡鉱山前に到着しました。