「シーラカンスに逢った日」     撮影日: ’05.5.05
 群馬県の高崎−下仁田間33.7kmを結ぶ上信電鉄に、齢80歳の電気機関車が2両在籍しています。
 誕生以来殆ど改造を受けず同鉄道一筋に活きた古豪は「上州のシーラカンス」と称され、貨物列車が廃止された現在、時々運行されるイベント列車が、動く姿に接する貴重な機会となっています。毎年5月5日の子供の日に運行されるイベント列車「ファンタジー号」もそのひとつです。

 さすがに昨日の茨城行きから二日続けての撮り鉄は気が引けたため、家族同伴での群馬行きでした。数日前
「群馬サファリパークに行こう!」と切り出したのはここだけの話です。
※「ファンタジー2005号」のヘッドマークとサイドパネルには松本零士氏の作品が使用されています。ヘッドマークは「デキを愛する会」のシンボルマーク(動画使用許諾取得済み)です。「ファンタジー号」運行のいきさつについては「デキを愛する会」のホームページが詳しいです。
 撮影ポイントとして知られる佐野信号所−根小屋間の通称「寺尾のカーブ」に来ました。案の定同業者多数。
 右手遠くに上越新幹線の高架橋が見える場所でして、上信電鉄のレールは高崎から2kmほど新幹線に絡みながら南下したあと、利根川の支流である烏川を渡ってこのカーブに至ります。
←この付近の地図とリンクしています。
動画
佐野信号所−根小屋間(1.61MB 18秒)
 デキ登場の前に上下2本の普通列車が通過しました。まずは6000系の高崎行きです。
 この映像では不明瞭ですが日野自動車のラッピング車輌です。前面に日野自動車のエンブレムを掲げた姿は「え? 日野自動車製?」と勘違いする人がいるとか・・・?
動画
佐野信号所−根小屋間(3.39MB 39秒)
 下り列車は、群馬サファリパークのラッピングで知られる旧西武鉄道801系の150系(153+154)でした。
 この模様、シマウマ説とホワイトタイガー説がありますが、さて真相はどちらでしょう・・・
動画
佐野信号所−根小屋間(7.42MB 30秒)
 いよいよメインイベント、デキ重連(デキ1、3)+電車3連(デハ203、202、クハ302)の「ファンタジー2005号」が登場!!
 例年は2連のところ応募者多数だったため増結したとのこと。これが旧型客車だったらパニック必至!?(笑)
 ただデハ203、202、クハ302も廃車間近とのことで、この姿も今年限りらしいのです
。(640pixel×480Pixel)

 (C)松本零士 2005
バックショット&逆光ですいません。
動画
上州富岡(1.55MB 18秒)
 のんびりペースの「ファンタジー2005号」は、追っかけも楽でした。
 難なく上州富岡駅に先回りし駅舎の映像を撮影・・・と言うのは嘘で、実際は「ファンタジー2005号」到着後の撮影。構成上列車到着の映像は後回しにしました。
 駅舎のそばには、デキを模したトイレが設置されていました。パンタグラフは廃車からの流用かな?
動画
上州富岡(11.8MB 64秒)
 硬券の入場券を手にホームへ。
 当駅前後は直線が続くため、到着のかなり前からデキの姿を見通せました。
 映像にはありませんが、列車は最後部が駅舎に続く通路の踏切に掛かった状態で一旦停止。そのあと少し進んで、デキがホームを飛び出す形で停止しドアが開きました。
 都合5両編成では有効長を超えるため(ATS地上子位置のため)の措置で、少し進んだのは電車でデキを押し出していたのでした。
 (C)松本零士 2005
最後部のクハ302、2両目のデハ202は、この年廃車となりました・・・
デキ3(手前)とデキ1 (C)松本零士 2005
列車は当駅で1時間ほど停車します。 (C)松本零士 2005
 下車した客達は駅前駐車場に向かい、振舞われていた名物「こしね汁」や「ところてん」を味わっていました。BGMは「銀河鉄道999」関連!TV放映をリアルタイムに見ていた中坊の頃を思い出す僕・・・・
 家族同伴では発車まで長居するわけも行かず、当駅から車で十数分の「群馬サファリパーク」に向かったのでした。

 これにてこの項は終了です。 ご覧頂きありがとうございました。
シーラカンスに逢った日  完