朝の射光線が西鹿児島行き特急「つばめ3号」が旅立つホームに、幾筋もの柱の影を落としていた。
 ホーム上面の陽を浴びる部分と影とのコントラストが、視覚的にも寝不足のからだを覚醒させようとしていたかのよう。

 6:39発の長崎行き特急「かもめ5号」が去ったあと、ほどなくして堂々たる11両編成の「つばめ3号」がゆっくりと入線した・・・・
 その1
 この駅から旅立つとなれば、やはり駅舎を眺めずには居られない。幸い天候に恵まれ緑青の屋根も映えていた。
 さて今回の「つばめ3号」乗車は一人旅ではない。弊サイトと相互リンクさせていただいている遠森さん、Kazuoさんご両人とご一緒させていただくわけで、鹿児島本線のほぼ全線を南下するこの列車を編成中ただ1室のグリーン個室で満喫する・・・これをメインテーマとしたオフ会である。無論ビュッフェでの食事も関心事ではあるが。
 そのビュッフェがあるサハシ787−5。「関心事」なのは、2004年春に迫った九州新幹線新八代−西鹿児島間開業に向けて、座席スペースへの改造工事が開始されたことが大きな理由。
 JR九州然としたナイフ、フォーク及びBUFFETのロゴマークもサハシの形式とともに風前の灯火である。
 先頭の1号車がグリーン個室のある車輌、クモロ787。
 それはさておき、このホームの低さは鉄道ファン的には欧州の駅を連想させてくれる嬉しい光景だが、一般の方は面食らうことだろう。
 ただ踏み台を用意するなどの改善が見られないところを見ると苦情は皆無か?
 先頭部を撮影後車内に入り発車の時を待った。
 西鹿児島までおよそ5時間。我々が独占するスペースがこのサロンコンパートメント。時刻表には(4人用グリーン個室連結)と併記されている通り定員は4名。今回は1名少ないわけだが「4名分のグリーン料金をいただきます。」などと無粋なルールではなく、3,4名で利用しても2名分(今回の場合¥2,450×2名=¥4,900)のグリーン料金で乗車可だから、むしろ大サービスとも取れる。
 室内の観察も終わらぬうちに列車は動き出した。